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春樹の顔を見たら少し安心した気がする、此奴は変わってない
──毬藻を此奴にだけは会わせたくない
そんな感情が心の中を渦巻く
俺は何時からこんなに独占欲が強くなったんだろうな、そう嘲笑する
「天下の会長サマは元気がねえみてえだなァ?」
「風紀には関係ねえ、風紀は大人しく見回りでもしてろ」
(煉夜、元気ねえみたいだが何かあったのかァ?)
(気にしなくて平気だ、春樹は春樹の仕事をしてくれ)
言葉の裏の本当の気持ち、此は俺らが分かってれば良いんだ
周りにどんな険悪な仲に思われても、別に気にしねえ
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