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──『ねえ、知ってる?最近の生徒会の噂……』
『えー、本当に!?僕2人とも信頼してたんだけどな』
「チッ」
しらねえ小柄な生徒の会話の内容は見当がつくなァ……巫山戯んなよ
苛々したこの感情をぶつける場所が無く舌打ちになって吐き出される、そして俺を見た小柄な生徒らが慌てたように青褪め去って行く
「不機嫌なの~?」
「うるせえ」
副委員長である眞白に投げかけられた言葉を適当に躱し、ある机に目を向ける
今日は空席の机
この学園の王、生徒会長であり俺の恋人である煉夜の机。
今日も、来てねえなァ
副会長であり煉夜の幼馴染みと言う純は時々授業に出るんだけどな
仕事が馬鹿のせいで忙しいのはしってる、俺も風紀だ情報くらいは入る
しかし
「何で俺をたよらねぇんだよ」
そんな口からこぼれ落ちた言葉は教室のざわめきによりかき消された
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