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「禿げそう」
「煉夜、馬鹿なことを言ってないで仕事をしなさい」
仕事、仕事、仕事、まじでめんどくせえ
何で俺がやんなきゃいけねえんだよ……そう思っても純に余り負担を掛けたくないから手を動かす
悩みが多すぎて、考えることが多すぎて禿げそうだ。
何故俺等、特に俺が仕事をしてないことになっているのか
何故俺が馬鹿の仕事をしなければならないのか
何故馬鹿の仕事をするせいで春樹に会えない日々が続くのか
何でだよ……春樹に会いてえなぁ
仕事が多いせいでほぼ生徒会室に缶詰状態だしな。
風紀も前から毬藻のせいで仕事が増えたらしいしな
「はぁ……」
「恋する乙女ですか」
「だと思うか？」
「思いませんね」
淡々とした声で否定される、乙女ではねえが恋はしてんからな
……純には全くばれてねえみたいだな
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