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「俺は金持ちじゃねえ、一般…では無いかも知れねえが一般家庭だ。」
「はい、それは私も聞いたので知ってます」
「分かんねえんだよなぁ……リコールしたことで彼奴等が親にどんなことを言われ、どんなになるかが」
下手したら縁を切られるかも知れねえ、そんな重要な判断だからどんなにうざかろうが中々判断できねぇ
だが、これは
俺が甘いのかもしれねぇ
「煉夜は甘いですね」
いろんな考えを巡らせていると純にそんなことを言われる、甘い、それは俺も分かってる
「悪いのは仕事をしないで遊んでいる彼奴等です。
これは私は譲りません、何があっても誑かした転入生では無く彼奴等が悪いんです
好きな人が出来たからと言いこのようなことがあって良いはずがありません、今は学園ですが何時かは社会に出ます、その時にこんなのが通用するはずがありません
親に何か言われて当然です。
そしてそれが嫌ならば仕事をしろ、自分の命を果たせ……って感じです」
呆れた純の顔、確かにその通りだ。
『私は親の期待は裏切りたくありません……そして、信頼はもっと裏切りたくありません』
ふと、その言葉が頭をよぎる
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