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「れ、会長サマが何のようだァ?」
危うく煉夜と呼ぶところだった
久しぶりに会った煉夜は唯でさえ細い方の体付きが尚に細くなっていた気がした
壊れそうな危うい俺の恋人、最愛の人
なぁ、煉夜……
「リコールについての話だ。ちょっと面貸せ」
「あ?ああ、分かった。とっととしろ俺も忙しいんだ」
何時もとは違うその言葉に煉夜は気が付いたのか不思議そうで不安そうな顔をする
しかし、今は生徒会長の姿なので何も言わず会話を続ける
馬鹿じゃねえの、俺。
煉夜が俺を裏切るわけねえじゃねえかよ
そうだ、煉夜は俺を裏切らねえよ
噂に踊らされてんのは俺じゃねえか、煉夜信じねえでどうすんだよ
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