赤い、桜

6/14
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
母も家にいないことだし、 なんとなく了承して家に連れて帰った。 明らかに未成年のその少女とビールを飲みつつ、 買ってきた弁当の晩飯を済ませる。 風呂に入りたいというので、 貸してやると、 上がってきた少女が迫ってきた。 無言でベッドに押し倒し、そのままやった。 終わると少女は、 のんきな顔で寝息を立て始めた。 月明かりに 少女の白い裸体が浮かび上がっている。 滑らかな肌。 ゆっくりと上下する腹。 その細い首に両手を添えて、 少しだけ力を入れる。 「……ん」   少女が、身動ぎした。 しかしまだ、目は覚まさない。 徐々に手に、力を入れていく。 「……!」   やがて少女が、大きく目を見開いた。 苦しいのか、激しく暴れるけれど、 意にも介さず馬乗りになって首を絞め続ける。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!