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ブルーライトが目に悪い。出会い系サイトの画面が表れる。
自分宛のメッセージに目を向ける気にはならなかった。
掲示板のページにアクセスする。
下卑なタイトルや、挨拶だけのタイトル。どれも内容は一概にわ会ってセックスしたいですということが伝わってくる。
みんな誰かを探してる。
この人たちは誰でもいいんだろう、抱ければ。
けど私は違う。誰かを探してる。けど誰でも良くない、きっと特別な誰か一人が、いる。なんて、シンデレラみたいなことを信じてる。
こんな思いで過ごすなら、学校の友だちと遊べばよかったかな、なんて思った。
けれども誰かに声をかけるのも手間に感じて、そのまま掲示板を流し見る。
一つだけ、目に留まった。
タイトルこそ代わり映えしない、こんにちは、のみだ。
だが内容がまた、下品でもないのに、欲望にどストレートだった。
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