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「け、ケーキですよ!」そう言いティークはキラキラと目を輝かせながらリディに訴えていた。
そんなティークにリディは首をかしげ
「ケーキって………何ですか?」と聞いた。
ティークは聞かれた瞬間固まった。
「ケーキ知らないんですか?」
「はい…………」
とその時健太が両手にお皿をもって現れた。
「何を話していたんだい?よかったら仲間に入れてほしいなぁ」
「マスター」
「はっ!健太さんリディさんがケーキを知らないって!」
お皿を机に置き………
「あぁー…………だと思って作ってきたよ」そう言いフォークをリディとティークに渡した。
「僕もいいんですか?」
「勿論、さぁー…リディ食べてみて」
「え、は、はいー………頂きます」
パクリとクリームを鼻につけケーキを頬張った。
一瞬、身動きが止まったが直ぐに耳と尻尾がパタパタと動き出した。
「美味しい?」
健太がそう聞くとリディは目を輝かせながら「はい!」と答えた。
「ティークは?」
「とっても美味しいです!」
「それはよかった………じゃぁ頑張って働こうっか?」
「はい!」
「了解です!」
こうして今日もカフェは開かれるのであった。
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