始まり

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「やべぇ、俺全然やってねーわ」 「流石は海だな、課題という物知らない男」 「まあな」 「どや顔すんなて」 「褒めてねーわ」 3人で居ると本当に楽しい。ここでドッと笑いが起こっる。このノリ、この感じ、3人が出会って初めて知った楽しさだった。 楽しんで居たところで、ふと課題を持って来て居たかが気になった。課題は授業のファイルに入れているのだが、今日は数学があった為持って行ってたのだ。 確認すべく、スクバのチャックを開けて中を確認する。数学様の水色のクリアファイルに課題は入っている。 「蓮斗どうした?バックなんか漁って」 「無い・・・」 「何が?探し物?」 「・・・課題が無い。やばい、どーするべ」 「課題って、数学のか?明日学校でやればいいべ」 「あとどん位残ってんのさ」 「えっと・・・1/3位かな」 「1/3って、結構な量だぞ。明日写させてやっても良いけど、授業1時間目だからキツイよなー」 「はぁ・・・やっぱ取りに行くしか無いか」 「え!?今から取りに行くのか!?」 「お前勇気あるなー。俺なら諦めるわ」
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