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大会当日。
・・・え?大会までの期間?ただ僕がボロクソにやられている姿を特訓と言い張られる事しか無かったけど?
「よーし!目指せ優勝!」
「オーー!」
「速く帰りたい」
場所は校庭。
エリアを大きく分けて男女同時に試合をするらしい。
因みに、僕らのクラスの女子の出場者はエリス・ルーン・アイラの予想できる3人。
「・・・では皆さん持てる力を出しきって頑張ってください」
校長の長ったらしい挨拶も終わり、段々と始まる時間と迫ってくる。
「じゃあ知っているとも思うが一応ルール説明だ」
ルール説明担当の教師がルール説明をする。
・代表3名の団体戦。
・2勝利したクラスの勝利
・魔武器.魔法は使用を認めるが、使い魔は禁止(本人達の実力を見せるため)
・外野からの妨害や、使い魔等の不正は発覚次第、クラスの負けとなる。
「・・・まぁそんなもんだろうね」
予想していた通り。
となればこっちの編成は初戦は神楽。次にカイン。これで勝ってもらっておしまい。
僕が最後にいるのは戦わなくてもいいようにと言う配慮らしい。
・・・因みに、もし僕が試合をする場合は即刻棄権することは皆には伝えている。
「それと今回から先に2勝したとしても試合は最後まで行う事になった。これは出場者の成績に加算されるものだが大将が試合をしないのはどうかと言うことですることに決まった」
「・・・え?」
「後、棄権は無しな。場外は認められているが、自分から場外に行くのもダメだぞ」
・・・神様は本当に僕が嫌いなようです。
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