出場

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「では3人目、前へ」 「御影!思いきっていけ!」 「お前ならできる!」 「あ~吐きそう」 審判の言葉で前へ出る。 ・・・神楽達の試合? 神楽が魔武器で一瞬で相手を斬り殺し、カインは魔武器を盾にしながら上級魔法でごり押し。 そんでもって2勝して現在。 「おい。先に言っておくが、こっちの負けが決まっているが手加減をするつもりはねぇからな?」 なんか負けたことを恨んでおり、凄い睨まれているんですが。 「あ~。やだやだ。気分が悪くて吐きそうだ」 面倒事は嫌いで、いつもお腹が痛くなる。 お腹を擦っていると審判が手を挙げる。 「それでは。試合開始!」 「いくぞゴラァ!」 試合開始の合図と共に先輩が突っ込んでくる。 手には魔武器であろうウォーハンマーが握られている。 「当たったら痛いよな・・・<シャドウエッヂ>」 とりあえず、後退して距離をとろうとしながら魔法を放つ。 シャドウエッジ。下位中の下位の魔法。ウインドカッターの闇バージョン。 幅1mぐらいの黒の刃が真っ直ぐ先輩に向かって飛んでいく。
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