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「無駄無駄！」
先輩はウォーハンマーを振り回して黒の斬撃を弾いていく。
「うわ～。僕の魔法よわ」
「これがSクラスの実力か！」
あっという間にウォーハンマーの射程圏内に入る。
「・・・あ、ヤバイ」
「ブッ飛べ！！」
ウォーハンマーをフルスイングする先輩。
無論、そんな攻撃に当たらないのが主人公達だが、
「グフッ！」
回避なんて出来ないので、それを受けて派手に吹き飛ぶ。
何回かバウンドすると、勢いを殺せずに場外まで吹き飛んだ。
「場外！よって、勝者3年！総合、2:1で2-Sの勝利！」
「よっしゃ！俺達の勝ちだ！」
「うん！やったなカイン！」
僕が場外にいけば試合終了が告げられる。
また、そこで呑気に喜んでいる2人を横目に見ながら土を払い、腹部をさする。
「・・・一応訓練はしたけど、やっぱりいたいものは痛いな」
そう呟くと、僕は糸を回収した。
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