テスト期間の一時

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「その方がいいよね?だっていきなり友達だと思っている人から急に友達辞めるなんて言われたら変に思うよね?」 前髪で表情はよみとれられていないと思うけど。 ・・・恐らく今の僕は最高にいい笑顔をしているだろう。 「友達を辞める理由も伝わり、友達に相応しくない人間を切り取り、気になる相手のいるグループに入れる。・・・一石三鳥だ」 「・・・あ、貴方って人は」 「フフフ。アッハッハッハ!」 僕は腹を抱えて笑い出す。 その姿にフランがぎょっとする。 「良いね!最高にいいよ!便利だね貴族って。お金もあって?肩書きも持てて?自分の思い通り?アッハッハッハ!親の七光りだっていつ気づくのかな?」 頭が回らず、舌が回る。 すごく気分が高揚しているがその中でも分かっていることがある。 「・・・貴方、許さないわよ」 目の前の貴族の機嫌が悪いことと、訂正する気が僕には無いことである。
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