テスト期間の一時

23/32
前へ
/828ページ
次へ
「・・・な、なんで?・・・何でなのよ!」 死ぬほど痛いのを我慢していると誰かが叫ぶ。 確かフランと僕しかいなかったからフランの声か。 「どうしてあんたがそんな風になっているのよ!」 うるさい騒ぐな。冗談抜きで体に響くし、お前のせいだ。 言ってやろうと思うも、それどころじゃないので返事をしない。 ・・・しかしながら、主人公の友達やってて良かったなと感じる。 作者がゲスじゃなければ主人公の身近な人物は高確率で死ぬことはない。 そんな神楽の主人公補正の恩恵をこんな感じで貰えてるのが驚き。 それでもこのままだと本当に出血死してしまうので激痛に耐えながらも、ゆっくりと立ち上がる。
/828ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5039人が本棚に入れています
本棚に追加