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「全員、はめをはずしすぎるなよ?」
テストも終えて終業式。
ロリ校長のありがたくもなんともないど~でもいい長ったらしい挨拶を終えて、僕たちは教室で担任の話を聞いていた。
「とりあえず言っておくが、あんまり危険なことに手を出すなよ?始業式で一人減りましたなんて洒落にならんからな。・・・そんじゃ、全員夏休みを謳歌してくれ」
先生の気だるい挨拶を終えると、全員が嬉々として立ち上がって教室から出ていく。
このクラスは大半が貴族とは言え、やはり学生なので、何をしようか受かれているように見えた。
「神楽さん!夏休みの予定決まってる?」
「神楽君!私達と一緒にどっかいかない?」
・・・まぁ、貴族だが神楽と一緒にいれる事しか考えていないみたいだけど。
「それじゃあ先生。さようなら」
「おう。あんまりはめを外すなよ?」
「そうならないことを願います」
先生に挨拶をして教室から出ていく。
『えっと!あれ!?御影!?ちょっと!助けて!』
遠くから聞こえる神楽の声を聞きながら。
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