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「それに何だ?一人だけ補習はかわいそう?ふざけるな。普段回りのせいで授業で質問が出来ず、分からないまま置いていかれているんだ。補習の先生とのマンツーマンの授業の方がよっぽど良いよ」
「勉強好きなんて御影は変わっているな?」
カインがのんびり答えるがそれはそれでカチンとくる。
「僕は勉強が好きなわけじゃない。ただ周りと比べられて、周りと同じように出来るヤツと思われて何も聞けないんだよ。僕なんかより成績がいいカインには分からないよ」
「・・・え?何?俺は誉められているの?」
「少し黙ってなさい」
変にキョドり出すカインをルーンが蹴り飛ばす。
「え、えっと御影くん。勉強は私達も教えるから。ね?」
「は?ね?じゃないよ。僕は皆に教わりたくなかったから先生に聞きに行けるように補習を受けたんだよ。何良いことしたでしょ見たいな顔をするんだい?」
「あ、その・・・ごめん」
アイラが俯きだした辺りで気がつく。
(またやってしまった)
しかし、すぐにまぁいいかなと思い直し疑問をぶつける。
「・・・そういやフランは?」
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