テスト後、夏休み

8/39
前へ
/828ページ
次へ
「「「海だーー!!」」」 「そこのバカ3人。はしゃいでないで荷物を運べ」 1週間後、予定通りエリスの別荘にやって来た。 エリスの計らいで護衛はいなく、神楽・僕・カイン・エリス・ルーン・アイラ・フランの7名だけの貸し切り状態だ。 「にしても、エリスの別荘とは聞いたけど凄いわね?」 「えぇ。食料が無くてもサバイバルできるほどにね?」 別荘と言うが転移ぐらいしかまともな移動手段がない。 とりあえず簡易的な魔方陣の紙を4枚渡された。一応予備だとか。 「マスター。ここは私が準備しますのでどうかご友人と」 「あら、アイゼン。助かるわ」 ルーンの使い魔、死神のアイゼン。 死神というより執事だな。 ルーンがフランとエリスを連れて皆の所に向かう。 「・・・御影様。ここは私が準備しますのでご友人と」 「あぁ。それはいいよ。僕はちょっと準備しなきゃいけないからね」 そう言って僕は自分の荷物を別荘に運び込む。 「・・・あぁそれとアイゼンさん」 「はい?」 「僕に敬語は不要だよ。使い魔となっても君の存在は格上だ。格下の僕に立派な言葉を使っちゃいけないよ?」 「・・・善処しましょう」 クククと笑うと、僕はアイゼンと共に別荘に荷物を運び込んだ。
/828ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5039人が本棚に入れています
本棚に追加