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「「「海だーー!!」」」
「そこのバカ3人。はしゃいでないで荷物を運べ」
1週間後、予定通りエリスの別荘にやって来た。
エリスの計らいで護衛はいなく、神楽・僕・カイン・エリス・ルーン・アイラ・フランの7名だけの貸し切り状態だ。
「にしても、エリスの別荘とは聞いたけど凄いわね?」
「えぇ。食料が無くてもサバイバルできるほどにね?」
別荘と言うが転移ぐらいしかまともな移動手段がない。
とりあえず簡易的な魔方陣の紙を4枚渡された。一応予備だとか。
「マスター。ここは私が準備しますのでどうかご友人と」
「あら、アイゼン。助かるわ」
ルーンの使い魔、死神のアイゼン。
死神というより執事だな。
ルーンがフランとエリスを連れて皆の所に向かう。
「・・・御影様。ここは私が準備しますのでご友人と」
「あぁ。それはいいよ。僕はちょっと準備しなきゃいけないからね」
そう言って僕は自分の荷物を別荘に運び込む。
「・・・あぁそれとアイゼンさん」
「はい?」
「僕に敬語は不要だよ。使い魔となっても君の存在は格上だ。格下の僕に立派な言葉を使っちゃいけないよ?」
「・・・善処しましょう」
クククと笑うと、僕はアイゼンと共に別荘に荷物を運び込んだ。
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