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「・・・え?お前は知らなかったのか?」
「知らないよ。聞いてないし。ほら初日。僕を見つけて集合するって賭けあったの覚えてる?」
「あぁ。そこにはいなかったが、あったのは知ってた」
あの時、結局僕はカインに拉致されて賭けはカインの勝ちとなった。
「あの時、ルーンやフランがカインに負けたのに食いついて来ないのはおかしいし。あと、ご飯の後誰も神楽を追いかけないのも不自然」
「それが賭けと何の関係が?」
「この島に来てるのが神楽、エリス、ルーン、アイラ、フラン、カイン。おそらく最終日はゆっくりするんだと思うから6日。全部が神楽が付きっきりなら5人。1日余るからそれを決める賭けだったんじゃない?」
「カインが勝ったからカインが2日特訓するってことなんだな」
「そういうこと」
下を見てルーン達を眺める。
普段から見るルーンとは違い、強くなることに必死な顔をしている。
「しかし、本当に僕は要らないと思わない・・・フランさん?」
「さんを付けるなと言っただろ。気持ちが悪い」
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