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頂上。僕の後ろにフランがやって来る。
「いつから気づいてた?」
「それはどっち?フランがここに来たの?それともこの特訓合宿のこと?」
「どっちもよ」
「特訓合宿は昨日確信かな。1日目に疑問。2日目に予想。んで昨日確信」
僕はフランに背を向けたままルーン達を眺める。
「・・・あ、使い魔にバレた」
「おい」
「あぁ。フランが来るのは何となく予感はしていたよ」
ルーン達を眺めるのを止めてフランに向き合う。
「・・・それで?来たって事は何か用でも?」
「用でも?じゃない。あんた何でここにいるのよ」
「頂上ってこと?・・・人を見下せるからかな?」
「性格悪っ」
「よく言われるよ」
フランは相も変わらず僕を睨んだような目付きでいる。
「・・・で?神楽に告ったの?」
「ブッ!?」
「うわ汚な」
貴族が噴くなよ。
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