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「・・・なぁクロウ」
「何だ御影?」
「・・・これはどういう状況?」
「そりゃあ・・・洞窟探検?」
最終日前日、相も変わらず僕はボッチで頂上で午後を過ごしている時、突然念話が入ってきた。
「御影!!今すぐ浜辺に来て!!」
用件もよくわからないうちに念話が切られ、ため息混じりで下山する。
「御影!!見てみて!!」
崖でショートカットして浜辺につけば全員集合していた。
やけにテンションが高い神楽の指差す方を見れば岩影に洞穴があった。
アイラの使い魔セレナが言うにはどうやらそこそこ広い空間になっていて洞窟になっているとの事。
そして洞窟と聞いてテンションが上がるのが、
「洞窟!?探検しようぜ!」
「やべぇ!無茶苦茶テンション上がってきた!」
バカ二人(神楽&カイン)。
「こんなところが有ったなんて」
「探検か~。何だか楽しそうだね?」
「まぁ、皆が行くなら」
「い、行ってあげないこともない」
洞窟の存在を知らないエリスは困惑した表情を見せるが、皆と一緒に行ってみたいのだろう。大分ソワソワしている。
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