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「ヤダ帰りたい」
「パートナーを見てそんな顔をしないの。苛めちゃうわよ?」
「その前に僕が泣きますよ」
結局くじ引きの結果、神楽とエリス。カインとアイラとフラン。そして僕とルーンのペアとなった。
「それじゃあ最後に確認だ。中に入ったら各自好きな道を進む。何かあれば念話で連絡する事。ピンチな時はこの簡易的にだけどここに戻ってくる転移の魔方陣を使用して来ること。いいね?」
そう言い神楽が人数分の魔方陣を渡してくる。
こう言う時って創造魔法って便利そうだよな。
一通り説明を終えると、神楽達のグループから中に入っていく。
「・・・にしても、このタイミングで洞窟とかって」
「何か考え事?」
「ちょっとね。・・・それよりその格好で皆行くんだね?」
僕を除く全員が水着姿。いくら暑いからって洞窟にそれは無いでしょ。
「あら?心配してくれてるの?」
「転んで怪我でもしたらアイゼンに殺されるよ」
「ふふ。そう言えばアイゼンと仲が随分良いわね。少し妬いちゃうわ」
「そう言うのはアイゼンの前で言ってくれ。否定する半面内心妬いてくれたことを喜んでるんじゃないか」
「そうかもね。・・・じゃあ私達も行きましょうか?」
「本心は行きたくないけどね」
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