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「神楽にエリス!心配したんだぞ!」
「ハハ、ごめんごめん」
「よかった。みんな無事で」
「心配かけました」
「・・・御影」
「使ってくれてよかったよ。ここで帰っていなかったら無駄な気遣いになっちゃうからね」
ルーンの足を見れば包帯で固定していた。
「・・・まず、あの洞窟について説明をしようと思う」
そこから神楽の説明、エリスとレイナの補足を足して状況を整理した。
最深部にいたのは暗黒竜。分かりやすく言えば昔の封印された魔王の竜バージョンらしい。
封印された事で魔物は暗黒竜を恐れて近寄らず、昔の話なのでおとぎ話程度にしかとらわれず、そのまま別荘に。
暗黒竜の領域内では何らかの障害があり使い魔と連絡ができないでいたらしい。
神楽は相手に知性があると理解して話し合いで解決しようとしたができず、そのまま暗黒竜戦に。
実際、神楽が負けるわけが無かったので辛勝。
暗黒竜を退治したことにより障害が解除。
暗黒竜を消し去ってしまうと魔物が入り込んでしまうので厳重に結界と封印を施して洞窟を埋めたらしい。
「皆の気配が洞窟外にいたことを確認したから誰も怪我は無かったと思ったけど・・・」
全員がルーンの足を見る。
犯人は僕だけどね。
「・・・ルーンの足の怪我の事なんだけど「落下した際に挫いてしまい、転移の紙を落としてしまったのよ」・・・マジか」
「その後に御影が紙をくれた後直ぐに何処かに行ってしまってね」
「そうだったのか」
「御影は優しいな!」
「やっぱり御影君は優しいよ」
「・・・何でそうなる」
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