テスト後、夏休み

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「とりあえず、ここはもう大丈夫だから」 「そっか!ならもう大丈夫なわけだ!」 何故か全部が解決した感じに治まってしまった状況に。 「・・・ねぇ、何で本当の事を言わないのさ。恩を売ったつもり?」 「違うわ。恩を返したのよ」 「いや、返したって。売ったつもり無いし」 「実際、貴方が紙を残していかなかったら私はあれに巻き込まれて死んでいたわよ」 「足を攻撃したのも僕だ。恩より恨みの方が高いんじゃない?」 「それでも命には変わらない。天秤にかけて恨みを差し引いて貴方の現状を守ることなら問題ないでしょ?」 ・・・僕の現状。 この世界に来た理由は不明。 神楽は前世界のクラスメイト。 そして、神楽の友達のエリス、カイン、ルーン、アイラ、フラン。 そして使い魔達。 そして恐らくその9割に嫌われていると自負している上に確定しているだろう。 「・・・いや、今更僕の現状が悪化しても大差ないし」
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