とりあえず異世界

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<御影視点> 「すいません。僕もお世話になっちゃって」 馬車は3台。 エリスを乗せた馬車を挟むように兵士を乗せた馬車が走る。 エリスの好意で神楽を。ついでで乗せてもらった。 僕らは違う馬車に乗ることとなったがエリスが神楽を自分の馬車に無理矢理乗せた。 「いえいえ。エリス様を助けてくださったご友人となれば。・・・ただ、貴方だけを兵士の馬車に乗せて申し訳ありません」 僕はわざと兵士達の馬車に乗せてもらい、運転手の隣に座っていた。 「大丈夫ですよ。実はこちらに来たのは初めてでして迷子になってしまい」 「はっはっは。よくこの森を抜けようと思いましたね?確かにこの森は最短距離で街に行けますが何分魔物が多くてですね」 「そんなに強いんですか?」 「いえいえ。実際は大したことは事はありません。姫様でなくとも私達でも倒せるぐらいで、たまに凶暴な魔物が出るくらいですから」 「姫様。・・・と言うことはあの人は何処かのお姫様なんですか?」 僕の言葉に目をぱちくりさせる兵士
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