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やって来たのはフランただ一人。
普段僕にツンツンしている割に服はフワフワと変なギャップ。
「お邪魔します。・・・意外と綺麗にしているのね」
「それで?何の用なんだ?まさか部屋のチェックするためだけに来たわけじゃ無いだろ?」
「当然。あらご飯の途中?」
「何か食べるかい?直ぐに作れるけど?」
僕達の食べていたものを興味津々に見つめるフランに提案。
「べ!別に!ま、まぁ。食べてあげないこともないわ」
「何だその安っぽいツンデレ。・・・何か食べれないものは?」
「生魚」
「はいよ」
安っぽいツンデレ台詞で釣られてしまう辺りおかしく感じる。
まぁ、僕達の食文化とこっちの食文化は違うとだけ言えばわかるだろう。
「お待ちどう様。コロッケの盛り合わせでございます」
以前作り置きして揚げるだけの状態コロッケ。
ノーマル、挽き肉入り、カレー、カニクリーム、カボチャのコロッケを興味津々でつっつくフラン。
「こ、これがコロッケ?」
「お熱いうちにどうぞ」
そう言ってフォークとナイフをだしてやる。
「ふ、ふん!とりあえず不味かったら容赦しないからね」
「食わせてもらう奴が何を言うんだよ」
その後、おかわりを要求されたことは秘密。
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