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「・・・それで?本当に本当何しに来たの?」
フランの幸せの余韻に浸って1時間。
まだまだ浸るのをやめそうにもなかったのでこちらから切り出す。
「そうだった。本来の目的を忘れるところだった」
「おい」
「うるさい!その、何だ。あまりにも美味しかったから」
「それはどうも」
これでも母さんがいない間は僕が家事をこなしてきたんだ。腕にはそこそこ自信はある・・・っと話がそれた。
「実は御影にお願いがあって来た」
「お願いがって。そこは僕じゃなくて神楽やエリス達に言うべきなんじゃないか?僕なんか選択肢外だろ?」
「そうなんだが。・・・実はな、夏休みが終わる前に家に戻らなければならなくなってな」
「それと僕が何の関係があるのさ?」
「話を折るな。・・・つまりだな」
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