とりあえず異世界

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「おや?ご存知ありませんか?エリス・ファンネル様は現在向かっている国の王の娘様ですよ?」 「王様の?」 確かに。周りの兵士のレベルが高いのか普通なのか分からなかったが、エリスはずば抜けて美人で身に付けているのもどれも高級そうな物ばかり。 「姫様を知らないとは。貴方はどこから?」 「・・・地図にも載ってない小さな所の住人ですよ」 そんな事で言葉を濁しながら2人が乗っている馬車を見つめる。 「(どうせ今頃、エリスさんは神楽にメロメロなんだろうな)エリスさんはお若く見えますけどおいくつなんですか?」 「姫様は今年で魔法学校の高等部2年になりました」 「と言うことは16.17歳ですか僕らと同じ年だったのか。魔法学校ってことは魔法も」 「えぇ。・・・魔法もご存知ないのですか?」 「すいません。閉鎖的な所でして」 そう言うと兵士は苦笑いをして説明をしてくれた。
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