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「代役って本人じゃねぇかよ」
「ある意味適任でしょ?」
僕とクロウは門の真上に立っていた。
時間にして1時間前からスタンバって待っていた。
もし神楽とフランが早く来られても困るので炎天下の中でいるのは辛かったりする。
「で?断れない用事は?」
「え?そりゃあ二人の観察」
僕が行っても良かったけど、やっぱり疲れるしそこまでする義理はない。
それに神楽に話したら直ぐに了承を受けてくれたからスムーズに物事が進んだ。
「因みにこれって何か意味あるのか?」
「恋する乙女とその相手がいるならイベントが起きるに決まっているじゃないか」
「それでも、お前の存在で恋のイベントが始まらない事だってあるかもだぜ?」
「それをふまえても見たいものは見たいんだよ」
「その気持ちはわからなくもないけどよ」
「分かってくれたら問題ないよ。・・・お、動き出した」
このまま離れた所からの観察を続けよう。
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