夏が終われば次は祭り

5/31
前へ
/828ページ
次へ
「・・・以上で始業式を終わります。各生徒は自分の教室に」 とまぁ、ボーッとしている間に始業式が終わり、各々がダラダラしながら移動を始める。 「・・・なんかさ、体が怠いんだよな」 「俺も。寝不足か?」 「何だよ。お前たち徹夜か?早く終わらせておけよ」 「「そう言うお前は?」」 「・・・教室についたら見せてくれ」 すれ違う生徒が気だるそうに教室に向かう最中、僕はそいつから刺した糸を回収する。 「・・・ご馳走さま」 全ての糸を回収し、自分の番までボーッとし直し、教室に戻る。 「・・・しかし、あまり多すぎても気分が持たないな」
/828ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5039人が本棚に入れています
本棚に追加