とりあえず入学

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そこで視線が集まる。 全員の目を見れば分かる。 『コイツはなんなんだ?』 見た目も言動も雰囲気も神楽と反対の僕に不信な目を向けている。 「・・・失礼だが彼は?」 「俺の友達です」 友達。神楽の言葉に納得するもの数名。怪しいと思うもの数名。神楽が脅されてると思うもの数名。 (・・・まぁこんなんだししょうがないね) ラノベを好んで読み、人とあまり関わろうとしないんだからしょうがない。 「・・・まぁ、君がそう言うならそうなんだろう。彼も一緒に学校の手続きをしよう」 「・・・!ありがとうございます!良かったな御影!」 「僕なんかも一緒に。ありがとうございます。神楽もありがとう」 「友達なんだし当然だろ!」 嬉しそうに笑う神楽は僕の腕を掴みブンブン振るう。 「痛い痛い!神楽君痛いよ」 「おおっと!悪い悪い!」 それでも嬉しそうに笑う神楽。 はてさて、彼はどこまで主人公になるのかな?
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