とりあえず入学

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所変わって部屋の真ん中に台座がある他何もない殺風景な部屋に連れてこられた。 「カグラさん。ここでは魔力の量。そして使える魔法を調べます」 あるのは2種類の水晶。 「ではまずこちらに魔力を込めてください」 「神楽君。先にやって良いかな?」 「御影が先にやるのか?」 「うん。ちょっとね先に見てからガッカリしたいじゃない」 「???・・・まぁ、よく分からないけど先にどうぞ」 神楽に頼んで先にやらせてもらうことに成功した。 どうせ、僕はへぼいもしくは空っぽの魔力で、神楽はチート級の魔力だろうから。 「ではミカゲさん。この水晶に魔力を込めてください」 「・・・魔力ってどうやって出すんですか?」 僕の発言にポカンとするエリス。 「あ、あぁ。そうでしたね。お2人は魔法を知らなかったのでしたね」 そう言いながらエリスは僕の背中に触れる。 「今から魔力をミカゲさんに流します。そこから魔力の流れを掴んでください」 そう言ってるうちに背中が温かくなる。 そしてそのまま体のなかを巡る何かを感じる。 「・・・これが魔力なら」 体に流れるモノを掌から出すようにやってみる。 「ミカゲさん。結果が出ました」 エリスの言葉に恐る恐る目を開け水晶を見れば、 『魔力500 (ノ´∀`*)ドーンマイ♪』 イラッとした。
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