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「・・・え~っと、気をとりなおして属性を調べましょう。報告はそれからで」
「・・・その、ごめん」
とりあえず割れた水晶を片付けてまた台座に集まる。
(とまぁ、2つの水晶置くための窪みがなんとも寂しいものだ)
「では、ミカゲさん。先程と同じようにこの水晶に魔力を込めてください」
「はい」
先程のでコツをつかめたのか、簡単に魔力を注ぐことに成功した。
「魔法属性としては、炎・水・雷・地・風・光・闇の計7種。それで極々稀にそれ以外の属性が有りますが・・・それは割愛しましょう」
エリスの説明を聞きながら水晶を見ればうっすらと文字が浮かび上がっている。
『烏丸御影ー属性1
闇ー闇・影等を操る・産み出すことができる』
「・・・闇」
「その・・・落ち込んでませんか?」
「どうしてですか?」
「大体、魔法使いとしては2~3つは持っているものなのですが・・・」
そう言われれば魔力も少なく、魔法も闇1つだけ。本当に目立たない脇役ポジじゃないか?
・・・だけど良い。
今までの非現実が目の前にあるから。
そして、
(こっちの水晶に顔文字が無かったからな)
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