とりあえず入学

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「み、御影!」 「え?どうしたの神楽君」 暫くした後に助け船を出してほしいのかこちらを見つめる神楽。 言いたいことはわかっている。なら合わせようではないか。 「エリスさん。水晶の報告や神楽君の状態を王様に話さなくて良いんですか?」 「あ!?」 僕の言葉に思い出した日のように驚くエリス。 「それに、申し訳ないんだけども慣れない環境でちょっと疲れてしまったんだ。僕らは今日は休めないかな?」 神楽も僕に合わせるように何度か頷いて終わらせようとする。 「・・・わ、わかりました。お2人はお部屋に案内します」 「ありがとうございます。・・・ほら、神楽君も」 「あ、あぁ。ありがとうエリス」 「いいい。いいえ大したことではありません!それではお部屋に」 顔を真っ赤にしたエリスを先頭に僕らは各々の部屋に連れていかれた。
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