とりあえず入学

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「え、えっと。か、カイン!それとルーンにアイラにエリス!一緒にやろう!」 「ほいきた!」 「ふふ。喜んで」 「オッケー!」 「そ、その。宜しくお願いいたします!」 あまりの勢いに、俺は咄嗟にカイン達を呼び、グループを作った。 「皆ごめんね。俺はカイン達とグループ組むから」 これで治まるか。そう思っていたが、 「まだ一人入れるよね?」「だったら私だけでも入れない?」「ちょっと!私だっていいよね?」「オイオイ?お前には俺がいるじゃないか?」「神楽君!私は全然問題ないよ?」 ・・・っと、残り一枠に入ろうと更に押し寄せてくる。 誰かいないか! そんな目で辺りを見渡すと、 「いた!」 1人、青白い光を放つ魔鉱石を眺めている御影を見つける。 「皆、ちょっとごめん!」 足に力を込めて文字通り、集まってくる生徒を飛び越えて御影の目の前に着地する。 「御影!俺達のグループに来てくれないか?」 「は?え?あ?・・・あ~良いよ」 戸惑うも、納得してくれた御影に感謝し御影を連れて皆の下に向かう。 そんな俺達の様子を見て定員オーバーと知り、ゾロゾロと解散していくのが分かった。
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