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「じゃあ俺、魔鉱石とってくるから!」
御影が皆の輪に入れたことを確認した後、1人魔鉱石を取りに向かった。
「これが魔鉱石か~。本で見た通りだ」
魔鉱石は青白い光を放ち、大きさは拳1つ分ぐらいであろう。
「・・・にしても、不純物が混ざりすぎだろ」
純粋な魔鉱石ほど、良い魔武器が作れる。
逆に不純物が多いほど役に立ちにくい魔武器ができる。
数を数えても、クラス分しかないので余った6つしかない。
「ちょっとだけズルさせてもらいますよっと」
俺は魔鉱石を鞄に入れて皆の所に戻る。
「皆。魔鉱石取って来たぞ」
そう言って鞄の中から創造魔法で造り上げた純度100%の魔鉱石を皆に配った。
無論、そんなのが余るわけが無いのでカモフラージュとしてちょっと石が混じっているように見せた。
「・・・神楽」
「ど、どうした御影?」
「別に構わないけど、伝説級の魔武器が出来たって僕は知らないからね?」
どうやら御影は気がついていたみたいだ。
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