武器と使い魔

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そう手袋。見た目は柄なしベルトなしの真っ黒い手袋。 「とりあえず手にはめてみよう」 感触はゴム手袋みたいだが、皮のような鱗のような感じ。 なおかつ、手にしててもつけている違和感がなく、蒸れない、通気性も良くつけている感じがしない普通によい手袋である。 「・・・魔武器だよね?」 どんな効果があるのか分からない。 話によれば名前をつければ能力が分かるって言ってたけど・・・、能力もわからないのにつけるのも。 「・・・まぁ、大抵ファンタジーと言ったら中二病だよな」 真っ黒い手袋。武器になるのかどうか分からないけどつけるのであれば。 「・・・決めた。お前の名前は『黒星』」 自分の人生にすら白星がない。なら負け犬である自分にはピッタリだった。 「っで?能力は?」 名前をつければ能力が分かる。 首を傾げると、頭に何かが流れ込む。 『烏丸 御影 魔武器ー手袋『黒星』 能力―身体強化、糸による攻撃(糸には魔力を消費しない)、長さの決定、太さの決定、強度の決定、色の決定、本数の決定、鋭さの決定』 「・・・perfectだウォ○ター」 某吸血鬼のキャラクターを思い出した。
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