武器と使い魔

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「俺から紹介するぜ!」 僕が着いたのを確認したカインが手に持っているものを前に出した。 「俺の魔武器は大剣。名前は『絶刀』能力は異常な攻撃力と炎魔法の付与で爆破性能を使えるんだぜ!」 カインの魔武器は赤い赤い大剣。片刃で反対側は凸凹しており、粉砕に使えそうである。しかも大きさはカインと同じぐらいときたものだ。 「一撃必殺にちかいな」 「まぁ、馬鹿だし難しい能力じゃなくて良いじゃない?」 「やめろよ!そんな目で俺を見るな!」 「はいはい。馬鹿はほっておいて次いってみよう!」 すると、今度はエリスが前に出す。 「私の魔武器は本。名前は『マイブック』能力は魔力の底上げ、消費魔力の減少。そして派生魔法の作成」 「派生魔法の作成?」 「要するに自分流に使いやすい魔法を作ることができます」 「えっと・・・つまり?」 「ほんとに馬鹿ね?貴方は今まで魔法を使う際状況に合わせて魔法を使うでしょ?」 例とするなら相手がアクアランスを射ってきたら本来なら避けて次に攻撃魔法を使う。 しかし、エリスが相手のアクアランスを統合し相手に打ち返す魔法を作り上げたらどうなるか。 「何それ反則」 すべての攻撃を反射させる魔法だって作りかねない。
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