武器と使い魔

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「私はアイラ。アイラ・カーカス。貴女と使い魔契約を交わしたいの」 アイラはハーピーの女性に手を差しのべる。 「・・・契約。我・・・汝。主・・・也?」 ーーーーー 「ねぇ、アイツは何を言ってるんだ?」 「だからカインはいつまでたってもバカなのよ」 「何で!?」 「こう考えたらいいよ。口数の少ない内気な女の子」 「・・・何か、なんとだくだけどわかった気がする」 ーーーーー 「上下関係と言うよりは私は貴女と友達になりたいの」 「友?・・・我、汝」 ハーピーは考える素振りをすると顔を上げる。 「契約。汝ト我。我、友ノ盾ト矛」 「そんな仰々しくなくて良いから」 「了。『汝。契約、印、我ガ名、告』名、セレナ」 「よろしくねセレナ」 アイラと握手を交わすと、セレナは風と共に消えてしまった。
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