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「では」
「あ、ルーンさん」
次に入ろうとするルーンを呼び止める。
「どうしたの御影さん?」
「悪いんだけど、次は僕が行って良いかな?」
「別に構わないけどどうしてかしら?」
「多分、順番通りにやると僕の次は神楽になっちゃうからさ。ほら、僕の次に神楽をやっちゃうとちょっとさ?」
「・・・まぁ、いいですわ」
ルーンは考える素振りをすると僕に向かい了解をする。
「ありがとう。じゃあ僕が行くよ」
話が決まる頃、アイラが丁度帰ってくる。
「あれ?次は御影君?」
「うん。ルーンさんにお願いしてね」
「そっか。がんばってね」
そう言いアイラは手を上げる。
「・・・?」
「・・・あれ?ハイタッチだったんだけど?」
「・・・あ、あぁ。ハイタッチか。なんだったのかわかんなかったから」
そう言い、手を上げてアイラとハイタッチをする。
「・・・ハイタッチっていつぶりだろう」
ハイタッチをした手を見つめながら魔方陣のもとにむかう。
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