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「・・・だから君だったんだ」
「何がだ?」
ここに来てクロウが僕を見た。
「君が僕の使い魔の理由」
「それは?」
「僕と君の考えは同じ。もしくは似ているからかな?それとも似ているけどベクトルは真逆かな?」
「端的に話せ」
ペシリとクロウは羽で僕の頭を殴った。
「要は君と僕の心情が似ているってことさ」
「・・・よくわからん」
「今は分からなくても良いよ。寮に着いたら質問に答えれる限り全部に答えるよ」
「分かったよ。今は聞かねぇよ」
そう言うと、クロウは再びレイナに視線を移す。
そうすると、レイナは神楽に1度頭を下げると光となって消えていった。
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