武器と使い魔

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主人公でもない自分があの場に立っていたのなら衝撃に負けて吹き飛ぶモブ位置にいるのだろう。 それならば、傍観に向いている結界内で眺めているのもいいものだ。 クロウもクロウで逃げる必要が無い上、僕が戦う気が無いとわかった瞬間、一緒にだらけ始める。 辺りを見渡せばほとんどの生徒がいなくなって、神楽達以外は出口に少し群がっているぐらい。 アホは涙目。 神楽は使い魔を出さないものの、実戦慣れしているのか、臆さず斬りかかる。 死神もそんな神楽に負けじと剣をさばきながら鎌で斬りかかる。 ・・・ポップコーンとコーラがあれば完璧に映画館だったんだけどな。
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