武器と使い魔

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「・・・もう、やめてくれよ」 何度目だろうか。 何度やっても死神には勝ち目が無いのに死神は何度も立ち上がる。 「お前は死にたいのか?死ぬのが怖くないのか?」 「我は死を恐れぬ。ただ役目を果たすだ・・・け」 死神の鎌を持っていた手が砕け、支えを失いその場に倒れる。 「まだだ。まだだ」 そう言いながら死神は無理矢理力を入れて立ち上がろうとする。 そうすれば至る所の骨が砕けていく。 神楽は今にも泣きそうな顔をして死神を見つめた。 「もう、・・・やめてくれよ」 「・・・まだだ」 「いい加減にしなさい貴方達」
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