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「・・・私は」
「貴方は死ぬは怖くないから邪魔する神楽さんをを倒そうとするんでしょ？」
「あぁ」
悩む死神にルーンはひとつひとつ問いかける。
「貴方は必要とされないのが怖いから逃げないのでしょ？」
「・・・あぁ」
「でも、このまま戦っても貴方は死ぬ。・・・それって貴方は必要な存在なの？」
「な、何を？」
不意に死神の声が震える。
「だって貴方は歯車なんでしょ？帰ったら仕事をこなせなかった出来損ないで消される。でも万が一も無いのに挑んで殺させるってどっち道死神の役目も果たせないから役立たずでしょ？」
グサリと死神の何かに突き刺さり、死神は更に俯く。
「歯車って言ってるけど、貴方が死んだところで直ぐに新しい死神が配属されるんでしよ？だったらどの道貴方は用済みじゃないの」
「・・・なら、私は！」
何の為に！
耐えられなくなった死神は勢いよく顔をあげる。
「私が貴方を必要としてあげるわ」
死神が顔をあげると、ルーンが自分に手を差しのべていた。
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