武器と使い魔

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「・・・ナニコレ?」 死神とルーンのやり取りを遠くから眺めていたら、いつの間にか契約する話になっていた。 「勇者に倒されず、帰らず、勇者と契約じゃなくてルーンと契約って」 「何か問題でもあんのか?」 メジャーなのはさっき言った通り。友人が契約する状況の可能性は。 (・・・僕が順番を変えたからか) 恐らく僕が順番を変えなければルーンは別な使い魔と契約し、神楽達で死神を退治して終わりだったのだろう。 しかし、僕が変えてしまったせいでルーンは嫌がらせか神楽を次に出して王道を変えてしまった。 「・・・つまり、これは僕が傍観者になっていれば王道物になるのか」 王道であれば、今後のイベントは分かるだろう。 なら、自分はなるべく関わらず傍観に徹していれば良いのか。 「大丈夫か御影?」 「ん?あぁごめん。大丈夫だよ」 今後の方針も大体決まったのでよしとしよう。
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