武器と使い魔

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「御影!寮暮らし楽しみだな!」 「そうだね。神楽に忠告するけど、安易に部屋に誰かを入れないようにね」 全員が下校する中、僕と神楽は寮の管理人室にいた。 他の生徒はすでにある部屋を使うため直ぐに部屋に戻ったが、僕らは転入生なので部屋を登録するために来た。 「はい、お待たせしました」 管理人は2人。若い男女の人で今は男性が説明してくれている。 「とりあえず2人の事はファンネル家の人に聞いているから」 男性が説明を終えた後、丸い水晶のある台座を用意する。 「2人の部屋は用意したよ。それでこの水晶に魔力を少し注げば終わり」 やってみて。と促され魔力を流すと「はい、おしまい」と言って台座を片付ける。 「これで2人の登録はおしまい。次からは入口にある水晶に念じて触れれば自分の部屋に行けるから」 「凄い便利ですね」 「まあね。生徒の数も多いからね」 「他の生徒の部屋に行く時はどうすればいいんですか?」 「水晶に触れてその人を思い浮かべて念じてくれれば念話ができるよ。それで相手が了承すれば入れる。・・・まぁ、徒歩でも行けなくはないけどね」
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