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納得はしていない様子の二人でしたがしぶしぶうなずきました
「じゃあ行ってくるからな！」
腰には『政宗』のレプリカ、顔はきりりと引き締まった桃太郎の姿がありました
「ちょっとお待ち！」
クソババアは桃太郎の腰に布を付けました
「あんたの大好物のきびだんごだ！
道中長いだろうからお食べなさい」
なんだかんだ言っても桃太郎のことは可愛いようです
「ああまたこれか…クソ不味いからいらないけどな」
また一言多いのです
「誰が桃から生まれた桃人間を育ててやったと思ってるんだ…」
クソババアがギャーギャー怒鳴っているのを無視して桃太郎は出発しました
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