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桃太郎の言葉を聞くとキジは口の中に火をためはじめました
「ち、ちょっとまて!
俺を殺すことは簡単だろうが、死ねばキジ彦は帰ってこないぞ!」
キジはゆっくりと火を静めていきます
「お前が私の息子をさらったのか?」
桃太郎はこくりとうなずきました
「ああ、そうだ!
俺には夢がある…」
どうやら桃太郎はキジの情に訴えかける作戦のようです
「鬼ヶ島と言うある場所に悪い鬼が住んでいる
そいつは人々から金品財宝を巻き上げ暮らしていると聞いた
俺はその鬼をやっつけて平和を取り戻したいんだ
しかし1人の力じゃどうにもならない
キジ彦をさらったことは謝る…
こうでもしないと話を聞いてもらえないと思ったから…」
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