物語は既に始まっている

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神には時間や年月の感覚がない…ある必要が無いのだ 気がついた時には果ての無い暗い空間にいたのだから 暗いから明るいおはじき(星)を作り 暇だから?色とりどりのおはじきを作り動かした その神の中で最後に目覚めた神は他の神とは違い1人遊びが好きな子がいた ある時おはじきの中に2色に別れた物に目をつけた 青地に緑の所々色の濃さは違えどいろが混ざらない… この子はこのおはじきがお気に入りになった その時から他のおはじきには目を向けず夢中になって眺めてた 他の神もそれに気づきそのおはじきには触れなくなった 神には字や言葉必要なかった考え願うだけで色とりどりの大小様々なおはじきを作り はたまたお腹が空く何て事も無かった 神に眺められていた2色のおはじきの中はいつの間にか生命が誕生していた 神が気づいた時には哺乳類が生まれていたのだ 神自身が驚いた今までおはじきだと思ってた物の中に動くモノたちが急に現れたのだから この神はとても嬉しくなってそして今度は自分の意思で、自分と似ているいろんな”モノたち”を作った あるモノは飛び、泳ぎ、歩く、所々違いはかるが神にとっては皆一緒であった… 神は目覚めてから初めて疲れを知しった、睡魔に襲われている中で最後に作ったのはおはじきの中で全てを監視するモノを作ると神は知らずしらずの間に眠ってしまった 神が居眠りをしている隙に神が作った「モノたち」は狩をし群れを作り言葉を喋り住処を作った、おはじきの中で神が最後に作った あるモノは飛び廻りはたまた潜って監視をしていたそのモノに神が作ったモノ達は龍と呼び、龍が通ると災いが起きると嘆いたのだった 龍は自分がなぜ作られたかを知っていた… 神が知らないうちに生命が誕生していたから自分が作られたと だからことあるごとに世界を廻り災いが近づくとそこへ飛び記憶した神が起きるのを待ちながら… 神が作りしモノ達に寄り添いながら…
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