秋良の独占欲

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触れても逃げない キスしても受け入れてくれる 南からのキス そして同室の許可 南から舌を絡めてくれてるのに中断するのを勿体なく思いながらも一旦舌を抜いた 「なぁ」 「ん…なに?」 「俺たち付き合ってるんだよな?」 今更だけど聞きたかった 確かめたかったんだ 南からちゃんと言葉としてもらってないから 俺を好きだとか、付き合おうとか… 「それってキス中断してまで聞かなきゃいけないの?せっかく気持ちよかったのに」 気持ちよかったのに…ってやっぱり止めなきゃよかった いや、でも 「聞きたかったんだ…南は俺の事好き?」 「なにそれ本当下らないこと聞かないでよ…先輩は嫌いな人とこんなキス出来るの?」 「ちゃんと言って欲しい」 今ならちゃんと南の口から聞けそうな気がしたんだ 俺に冷たかったり、素っ気なかったり、でもキスには応えてくれる たまに自分からもキスとかハグをしてくれるようになった でも南からの答えは予想を越えてて 「じゃぁもういいよ、僕は優雅と出かけてくるから」 何がいけなかった? 返事を焦った俺が悪いのか…? ソファから立ち上がった南は冷たく俺を睨んでいて… 「先輩のそういうところキライ」 その言葉に背筋が凍った
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