師匠だけど飽きてきた

12/15
前へ
/127ページ
次へ
ソーガ「これはルイナの敵討ちじゃねぇ。 こんなんで死んだルイナに報いられるなら こんな屑なんどでもぶちのめしてやるが そんなことしてもルイナには何も届かねぇ だから此れは俺のケジメだ。 失う直前まで自分の気持ちに気づけなかった自分へのな。」 ーーーkaiki sideーーーーー お帰り私の視点! 暫くソーガのシリアスだったから 主人公である俺の影が薄くなって きたのは気のせいかな? 気のせいだよね?なんで目そらすの? …ん?何でソーガがシリアスってたか 分かるかって? いやーさっきの少女を地下牢から だして一緒に天井裏から見てたんだけど 何があったのかな~っ詮索してたら 『下異夢カンカ君』が [新たな称号『詮索者』を得とくしました。獲得した能力は『脳内観察』です] って。『脳内観察』ってのは人の頭の中 覗くっていうプライバシー無視能力です。 つまり、それでソーガの頭の 中覗きました。 っと、そろそろ姿現しますか。 カイキ「ソーガ~。カッコつけてるとこ 悪いがその屑まだ気絶してねぇぞ。」 ソーガは俺の言葉に反応して青髪の屑 をみる。よーく、見ると顔の筋肉が 微妙に動いていた。ここでどら焼と 戦わせてたのが仇になったか。 どら焼顔の筋肉ねぇもんな。 青屑「バレましたか……。この猿に目 にもの見せてやろうかと、考えて いたんですがね。」 青髪の屑はよろめきながら立ち上がる ソーガ「テメェ…まだ。」 カイキ「爪が甘いなぁ。倒したかど うかきちんと確認しないと。」 生爪剥がすとかして。 グロいからやんないけど。 青屑「だが今更気付いた所で無意味 ですよ。既に魔方陣は機動させて いただきました。ククク、本来なら 証拠を残さずにアジトを変える為 に付けたものなんですが。貴方達には ここで一緒に死んでもらいますよ。」 ソーガは青屑の言葉を聞き慌て出す。 カイキ「……飽きた」 青屑「……へ?」 カイキ「飽きたってんだよ、屑が。 物事に飽きた人間には二種類いる。 そのまま我慢する人間か、変える人間 かだ。世界を変えた人間は何かに必ず 飽きている。
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

142人が本棚に入れています
本棚に追加